おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は山正というお灸メーカーさんの台座灸を調べてみました。
台座灸紹介シリーズはセイリンのヨモニコや亀屋の広重、アイクレイ、小林老舗、クローバー灸、せんねん灸奇跡、職人灸、富士柔、カマヤミニ、レインボー灸、つぼ灸NEO、OKYUなどご紹介しています。
山正とは
経営理念 株式会社 山正は『安全で安心なものづくり』を 全社員の合言葉とし どこまでも品質第一主義にこだわり 鍼灸治療用品の製造を通して 東洋医学の発展に努め 人々の健康生活に貢献する会社を目指します
引用元:山正
山正さんはお灸の製造工場の見学が出来る珍しい会社です。
縁里庵かつもと鍼灸院が主催する実践美容鍼灸研究会でも見学をさせて頂きました。
お灸にこだわりのある会社さんです♪
季刊すえとこも発刊されています。
バックナンバーのPDFもダウンロード出来ますので、ご興味がある方はご覧ください。
山正の台座灸の種類とは
山正の台座灸は長生灸シリーズ、つぼ灸NEOシリーズ、長安NEOシリーズがありますが
今回は長生灸シリーズの温度と品質を調べてみました。
長生灸シリーズは何種類ある?
長生灸ライト
長生灸レギュラー
長生灸ハード
長生灸ソフト
長生灸お灸日和
長生灸ノンスモークレス
6種類あります。
今回はこの6種類の温度と品質を調べてみました。
※ノンスモークレスは2024年6月販売を開始した新商品になります。
長生灸の温度は?
山正さんのHPでは温度の数値は掲載されていませんでした。
ソフトが温度が1番低くハードが温度が高温
という事は分かりましたので、実際にどうなのか?
専用の機械を用いて計測してみました。
お灸日和は比較的新しい台座灸の為か載っていませんね。
ノンスモークも当然載っていません。
長生灸ソフト
長生灸ソフトの温度を計測してみました。
38.8℃
37.6℃
38.3℃
36.5℃
男性では熱さが感じにくく、お灸が初めての女性向けになると思います。
長生灸ライト
46.2℃
43.0℃
46.4℃
41.2℃
※緑のグラフは長生灸ハードの温度になる為に除外しています。
長生灸レギュラー
50.6℃ 0.302g
46.2℃ 0.291g
49.4℃ 0.308g
47.8℃ 0.279g
長生灸レギュラーは今年計測したので、重さの違いも計測しています。
重い方が熱いのかも?という疑問から最近計測したものは重さを測るようにしています。
長生灸ハード
40.7℃
44.8℃
43.8℃
47.8℃
長生灸ハードは昨年に計測したもので、他の温度より低くなっているので
温度を再度測っても良いかもしれませんね。
在庫がないので、仕入れ次第再計測をご紹介させていただきます。
長生灸ハードを使用している神奈川県のしらゆり整骨院のゆうせい先生の感想も頂きました。
熱めに感じましたが、温度というより
刺すように熱が伝わってきて熱いと感じるという
イメージです!香りも土感(?)あります!
ε( ∩´ω`)∩個人の感想です
ゆうせい先生の鍼灸院ではスタッフを募集しているみたいです。
お灸日和
49.9℃
54.5℃
56.4℃
56.4℃
高精製のモグサを使用しているので、他の長生灸は温度が早く下がる傾向にありますが
お灸日和は温かい時間が長くなります。
そのぶん火傷のリスクも上がるので、我慢できないかも?
と思うとすぐに外す方が良いと思います。
お灸日和は他の長生灸と違い取りやすくなっています。
めちゃくちゃ便利です♪
山正さんから頂いたサンプルで今回計測させて頂きましたが
調熱絆がついていました。
サンプルでついていることは珍しいのではないかと思います。
調熱絆は台座灸が熱い人に熱さを抑える為に使用します。
長生灸ノンスモーク
独自の炭化加工技術により、もぐさの風合いをそのままに成形した炭化もぐさを熱源とする台座灸です。
「火がつきやすく」「煙が出ない」「におい控えめ」な台座灸として、様々なシーンで幅広くご活用いただけます。
画期的な台座灸を開発したと噂で聞いていましたが
こちらが長生灸の新作
長生灸ノンスモークです。
実際に持ってみると軽いと感じました。
温度を計測してみました。
他の長生灸は冬場計測しましたが、ノンスモークは6月14日に計測したので
湿度や室温が違うために温度差はあると思います。
44.3℃
47.5℃
46.7℃
47.0℃
お灸日和とノンスモークです。
台座の大きさだけではなく、お灸日和のほうがずっしりとしています。
炭の部分だけ折ってみて重さを計測しました。
ノンスモークは少し欠けてしまったので、重さは少しだけ軽くなっていると思います。
ノンスモーク322g
お灸日和503g
計測してみると100g以上の重さの差がありました。
中は詰まっているのではなく、空気が入りやすい構造なのかもしれません。
他にも火が付きやすい理由はあると思います。
ノンスモークを線香で火をつくのか?火がつきやすいのか?
実験しました。
ついでにお灸日和も線香で火が付くのか?実験してみました。
長生灸のモグサの品質
長生灸のモグサを顕微鏡で確認してみました。
今回顕微鏡で確認したのはレギュラーです。
長生灸は高精製のモグサを使用されています。
高精製のモグサは早く燃えるので、熱いかな?と思うと熱さが下がってくるので
意外と温度が高くても我慢できたりします。
もちろん、熱い場合は火傷をリスクがあるので、すぐに外してください。
こちらはお灸日和を顕微鏡で拡大してみましたが
企業秘密で押してくれないでしょうが
何が配合されているのか気になります。
香りは良いです。
モグサのお灸と違い熱い時間が長いので
熱くなったら火傷をする前に取った方が良いです。
ノンスモークも顕微鏡で確認してみると
空洞みたいなものが見えます。
空気が入りやすいのもあり燃える時間が短いのもあるのかもしれません。
炭灸は燃えにくく、長時間温かいイメージがありましたが
ノンスモークは燃えやすく早く燃える新しい炭灸だと思います。
まとめ
長生灸ソフト、ライト、レギュラー、ハード、お灸日和、ノンスモークの6種類を計測ともぐさの品質を計測してみました。
温度 | ソフト | ライト | レギュラー | ハード | お灸日和 | ノンスモーク |
1回目 | 38.8℃ | 46.2℃ | 50.6℃ | 40.7℃ | 49.9℃ | 44.3℃ |
2回目 | 37.6℃ | 43.0℃ | 46.2℃ | 44.8℃ | 54.5℃ | 47.5℃ |
3回目 | 38.3℃ | 46.4℃ | 49.4℃ | 43.8℃ | 56.4℃ | 46.7℃ |
4回目 | 36.5℃ | 41.2℃ | 47.8℃ | 47.8℃ | 56.4℃ | 47.0℃ |
実際に試してみましたが温度が高いから低い方が良いと思ってしまいますが
男性の皮膚ではソフトだとあまり熱感が感じず、レギュラーも熱いかな・・・
と思うとすぐに熱感はなくなりました。
お灸日和は熱い時間が長くなるので、気を付ける必要があります。
モグサの品質は良いので、お灸な香りが苦手な方にもおすすめです。
ノンスモークはライトとレギュラーの間位の熱さかな?
という感じですかね。
新しい台座灸なので人気が出ると良いですね♪
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