肝臓病としゃっくりにおススメな「期門」

期門/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は期門(きもん)というツボをご紹介します。
期門はお腹側の肋骨の下部にあり、強くマッサージをすると折れるリスクもありますが
適切に使えば効果的なツボの1つになります。
縁里庵かつもと鍼灸院では腹診でも必ず期門の辺りは確認するくらい
大切なツボの1つになります。
それでは期門の場所と効能をご紹介しますね。

目次

期門

期門/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

場所:第6肋骨と第7肋骨の間(乳頭から指4〜5本分)にありますが
ピンポイントで探そうとせず、大まかにそのあたりでちょっと響くかも、というところを押してみて下さい
左側の期門の辺りを指を立てて叩いてあげると太鼓のような音がすると
ストレスでガスが溜まっていることが多いです。
「傷寒論(しょうかんろん)」という昔の書物に
期門は1番多く使われているツボになります。
その内容は熱病にかかってうわごとをなどを言う状態のときに
鍼をする記述が多く期門を使ったと書かれています。

期門の効能

泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

期門の効能を3冊の書籍からご紹介していきますね。
期門単体で使われているのはまだ少なく
他のツボと併用して使われていることが多いです。

神経系(肋間神経痛)
消化器系(肝炎、胆嚢炎、胃腸神経症)
その他(しゃっくり、胸膜炎、月経痛、乳腺炎)
重症月経痛
打撲痛

しゃっくりとありますが期門はしゃくりの有名なツボです。
何をしても止まらなかったしゃっくりが期門に3回お灸をすると止まったと
記されています。
縁里庵かつもと鍼灸院ではしゃっくりが主症状で来られたことがないので
試したことはないですが
しゃっくりが出たときには自分で試してみますね。
2冊目から期門の効能をご紹介しますね。

腹部膨満感
嘔逆吐酸(逆流性食道炎?)
脇下積聚(脇下にあるシコリ)

腹部膨満感はストレスでガスが溜まっているから
と考えれると思います。
お腹を触り患者さんの状態を把握をする腹診は日本が独自に進化したものです。
中国ではあまりお腹を触る文化はなく、腹診は成長しませんでした。
日本は銭湯など昔は男女混浴で
服を脱ぐのに抵抗が少なかっため腹診が発達した
とも言われています。
最後3冊目の期門の効能をご紹介しますね。

肝臓疾患(肝肥大症、肝硬変症、肝炎、肝機能障害、胆石)
肋膜炎、肋間神経痛
胸がつかえるなど症状がある時にはよく使う

縁里庵かつもと鍼灸院では肋間神経痛に期門はよく使います。
正確には期門だけではなく、痛む所を全体的に探し、お灸をする事が多いです。
お灸は昔ながらのお灸を行いますが
せんねん灸では肋間神経痛を狙って行ったことはありませんが
効果があるかもしれないので、ご家庭で行ってみてはいかがでしょうか。

期門のセルフケア方法

期門は肋骨の間にあるため
マッサージを行うときは気を付けなければいけません。
強い方が良いと強くマッサージを行うと少しずれると折れる可能性があるからです。
特に年配の方に行うときは気を付けてください。
お灸は棒灸は10分~20分

棒灸/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

棒灸は煙が凄いので、家庭で行うなら
せんねん灸が良いと思います。
ご自身で行うときは見えにくい場所になるので
せんねん灸を置くときは火傷に気を付けてください。

せんねん灸/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

せんねん灸は熱くないのであれば5~9回が理想ですが
熱いなら1回でも構いません。
せんねん灸太陽など火を使わないお灸でも良いかもしれませんね。

せんねん灸太陽/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

セルフケアは火傷をしないようにして
継続的に行う事が大切です。
それでもお身体が辛いときは
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。

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