おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は坐骨結節部痛の西洋医学的な考えと東洋医学的な考え
セルフケア方法までご紹介します。
坐骨結節痛
現在社会は座る時間が長くなりがちです。
新型コロナウイルスが流行り
在宅ワークの方が増えていますが
デスクワークや在宅ワーク
まだ椅子に座っての作業は良いですが、地べたに座る事も多いと思います。
そのためか「座ると椅子に当たる部分が痛い」と来院されることが多いです。
多くの患者さんが腰が痛い
と言われますが、坐骨結節痛が原因の事が多いです。
赤丸の所が負担を受ける事が多く、坐骨神経痛のような症状が出る事もあります。
多くは病院に行きレントゲンを撮り骨には異常がないと言われ鍼灸院に来院されることが多いです。
現在医学には坐骨結節の改善方法がなく、仕方がないのですが
ご高齢の方などはレントゲンを撮り骨の問題を確認することも大切です。
坐骨結節部は大殿筋や中殿筋など分厚い筋肉の下にあるため
マッサージで緩める、せんねん灸で効かせる
というのはなかなか難しいものがあります。
原因のコリは深い場所にあり、大殿筋や中殿筋を刺激しすぎると
筋肉が硬くなり、さらに悪化することもあります。
しかし、手で触りコリを探す事は大切です。
手は聴診器と言われ、悪い部分が「硬い、柔らかい、力がある、力がない」
などを調べる事が鍼灸師は得意になります。
坐骨結節部に鍼を刺し悪い部分に刺激が行くと
人に寄りますが足の方に電気が流れる事もあります。
これは中国では「気が通った」とも言われていますが
悪い部分に当たり再現痛として、坐骨結節痛が出る事があります。
再現痛とは鍼を刺し普段痛むような痛みが再現する事です。
東洋医学では良くなる傾向としてよく出ます。
坐骨結節部痛が原因で違う部位にも痛む?
東洋医学では良くあるのですが
肩の痛みを手で取る
腰の痛みを足で取る
など不思議がられることもありますが
坐骨結節部痛や腰痛が会陰部(肛門や尿道)に影響を及ぼす事があります。
これは陰部神経が肛門や尿道に行っているために
悪さをしてしまいます。
坐骨結節痛と腰痛を改善する事で、陰部痛を改善する事もできます。
以前陰部痛の患者さんに施術を行ったときも
坐骨結節を狙い刺激をしています。
長年の痛みなど、長期間痛む場合は1度の施術で変化しない事もありますが
何度か施術を行っていると変化してきますので、諦めず続けることが大切です。
坐骨結節部痛のセルフケア
坐骨結節部はマッサージなどでは難しく
よく紹介するテニスボールも一緒です。
強く刺激をすると他の筋肉を痛めてしまうからです。
せんねん灸や台座灸でも浸透させるには1個や2個では熱が浸透しません。
鍼が1番適していますが家庭では行えないので
ストレッチが良いと思います。
寝た状態で
足を伸ばし、筋肉を伸ばします。
痛むほど伸ばす必要はないですが、何度も繰り返します。
筋肉が硬くなるとケガや病気になる事もありますので、1日数回行ってください。
文章では分かりづらいと思いますので
「ハムストリングのストレッチ」
と検索すれば出てくると思います。
セルフケアは劇的改善
とまではいきませんので
痛みがある方はお早めに大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。
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