切皮痛の各社鍼の実験

切皮痛の実験

おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は鍼を刺したときに痛む”切皮痛(せっぴつう)”という
痛みを5つのメーカーの鍼を使い
違いがあるのか?
を調べてみました。

目次

切皮痛の実験

鍼を刺したとき何とも言えない激痛が走ることがあります。
それは切皮痛と言われていて

毛穴に入ったのではないか?
痛点に当たったのではないか?

言われていますが
鍼灸の臨床をしていると切皮痛がないことが重要になります。
切皮痛が0回にならなくても切皮痛を0回を目指す事は必要です。
メーカー毎でも鍼の違いや鍼管の違いはあります。
そこでメーカー毎で違いはあるのか?と思い
実験してみました。
今回実験で使用した鍼のメーカーは

ユニコ
山正
いっしん
カナケン
セイリン

になります。
全て3番になります。
ファロスは用意されていた鍼の番手が3番ではなく1番だったので今回は実験から除外しています。
鍼を刺してくれたのは

鍼灸の学生さん
1年生が2人
2年生が1人
3年生が1人

の4名です。
以前鍼灸師の先生と切皮痛を起こすと毛穴に入ったのか?
顕微鏡で実験をしようとしたら切皮痛がなかなか起こらなかったので
学生さんの方が確立が高いと思いお願いしました。
今回も切皮痛と毛穴で顕微鏡で確認しましたが
毛穴には入っていないと思います。
切皮痛は痛点の可能性が高いと感じています。

切皮痛の顕微鏡写真をアップしようと思っていましたが
苦手な方もいると思い自重しています。
見たい方は私までご連絡頂くか、コメント欄にメールアドレスを載せて
コメントください。

学生さんの学校で普段使用している鍼は
基本セイリンで
学校によりユニコ、カナケンを使用していました。

被験者は東洋の委員長を運営する鍼灸師の花田先生が足を出してくれました。

切皮痛の実験

4名から両足に鍼を刺されまくるという身体を張って実験にお手伝いしていただきました。
10回鍼を刺してもらい何回切皮痛があったのか?
各メーカー40回刺鍼し、メーカー毎の違いがあるのか?も検証してみました。

ユニコ

ユニコ鍼

使用した鍼はノンシリコンのPROタイプです。
切皮痛の頻度

10回中2回
10回中2回
10回中0回
10回中1回

シリコン付きのSタイプも販売していますが
所持していなかったのでノンシリコンのPROタイプを持っていきました。
痛みが多かったら学生さんはまだプロじゃないから
とメーカーさんに伝えるつもりでした。笑

山正

山正鍼

使用した鍼はノンシリコンのNEOディスポ鍼です。
切皮痛の頻度

10回中3回
10回中2回
10回中1回
10回中2回

箱が少し痛んでいるのはカバンに入れて持っていったためです。

いっしん

いっしん

使用した鍼はシリコン有りのMstyleです。
切皮痛の頻度

10回中4回
10回中4回
10回中3回
10回中2回

1番切皮痛があったのはいっしんの鍼です。
学生さんはいっしんの鍼を使うことが初めてで
押手圧や鍼管がぶれることが多くあり
硬いいっしんの鍼は痛みが出やすいのかな?
と感じました。
学生さんに刺してもらった後は
鍼灸師が学生さんに鍼を刺しましたが
いっしんの鍼は切皮痛がなかったので
押手圧など弱いのが切皮痛の原因ではないかと思います。
縁里庵かつもと鍼灸院でも3番と3寸8番を使わせていただいています。

カナケン

切皮痛

使用した鍼はノンシリコンの輝です。
切皮痛の頻度

10回中3回
10回中1回
10回中2回
10回中1回

カナケンの鍼はあまり使ったことがなく
この間サンプルをいただいて、使わせていただきました。

セイリン

セイリン

使用した鍼はJSPです。
唯一のシリコンありの鍼です。
写真は5番鍼ですが実際に使用した鍼は3番です。
切皮痛の頻度

10回中1回
10回中1回
10回中2回
10回中0回

セイリンと言えばシリコンのイメージがありますね。
学生さんも学校ではセイリンの鍼を使っている事が多く
慣れている場合もあるかもしれません。
学生さんの中にはクサビがある鍼が外せない
方もいたので、学生さんは色々な鍼を使ってみる必要はあると思います。

まとめ

鍼灸
ユニコ山正いっしんカナケンセイリン
シリコン無し無し有り無し有り
切皮の回数各10回各10回各10回各10回各10回
切皮痛2回3回4回3回1回
2回2回4回1回1回
0回1回3回2回2回
1回1回2回1回0回
合計40回中5回40回中8回40回中13回40回中7回40回中4回

セイリンの鍼が切皮痛みが少ない結果になりました。
もちろん、学生さんがセイリンの鍼を使い慣れている可能性もあります。
また刺しやすさはいっしんが1番と言われていました。
ノンシリコンのユニコは2番手になりました。
今回の実験では学生さんに鍼をしてもらいましたが
押手圧がきちんと出来ていない状態の学生さんが多く
押手圧が出来ている学生さんの方が痛みが少ないです。

※途中で押手圧の説明をすると最初のメーカーと最後のメーカーで切皮痛の違いが出てくるので
最後まで説明はしないで行いました。

他には鍼管の可能性もあるのではないか?
と思います。
次回行うなら鍼管も統一した方がより正確な結果が出るかもしれません。
また、メーカーさんは日々努力をされていて
切皮痛など
痛みを軽減するように企業努力はされています
昔のイメージが残りやすいですが
定期的に各社の鍼を使い昔との違いを体感することも大切だと思います。

私自身もこうすると切皮痛が起こりやすいのだと
再認識させていただき、勉強になりました。

ちなみに後日談?ですが
足を貸してくれた東洋の委員長の花田先生の足は200か所以上刺されたので
痛々しい状態になっていました。

切皮痛の実験

花田先生、学生さん実験にご協力ありがとうございました!

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